工藤遥、神農直隆から突然の“ハルちゃん”呼びに照れ隠し 弟への愛がにじみ出る

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元モーニング娘。で女優・工藤遥が16日、東京・新宿の紀伊国屋ホールで舞台『魔法使いの嫁 老いた竜と猫の国』の取材会に参加した。
 同舞台は、ヤマザキコレ氏の同名漫画が原作。特別な力を持った少女・チセと、彼女を弟子および“将来の花嫁”として迎え入れた異形の魔法使い・エリアスとの関係を描くファンタジーストーリー。昨年に続き、今作でもテレビアニメ版の脚本を手がけた高羽彩氏が脚本・演出を担当する。
 主人公のチセを演じる工藤は「昨年とは状況が変わってしまった。みんなで集まって演劇をやるのが難しくなってしまったけど、誰1人欠けることなく、キャスト、スタッフ、ここまでやってこれた。最後まで気を抜かずに走っていきたい」と意気込んだ。
 昨年の会見で工藤は「弟が作品のファン。出演が決まった時に『くれぐれも原作の質を落とすことのないように!』と厳しめの言葉をいただいた」と明かしていた。舞台を観劇した弟は「エリアスのクオリティーの高さを本当に喜んでいた。『お前だけだ、原作と違うのは』と言われたんですけど、楽しんでくれたみたい(笑)。姉として、よかったな」と裏話を告白した。
 弟は今年の舞台も楽しみにしているそうで「サブタイトルに『老いた竜と猫の国』とついて『この場面を再現するかな』とワクワクしているみたい。『あれはやるのか』とか、すっごい質問してきます。でも『それは観てください』と言ってあります(笑)。きっと観てくれると思います」ときょうだいの仲良しぶりを語っていた。
 また、昨年からビジュアルが一新された異形の魔法使い・エリアスを演じる神農直隆は「顔が出てきました」とにっこり。「僕から目線では、あまり変わっていないんですけど、人間の表情をどこまで見せていいのか、エリアスの心の動きを示した方がいいのか…。今も試行錯誤中」と複雑な心境を明かす。工藤は「見えやすくなったことで変わります!」と昨年との違いを強調しながら「昨年、一緒にやっている分、私たちの距離も近い。だから、私は知り過ぎちゃいけないな、と。わざと壁を作ってやっています」と役作りを語った。すると、神農は「ごめん…。きょうの朝、初めて『はるちゃん』って言っちゃった…。いかん、いかん」と懺悔し、工藤は「突然ね(笑)。仲良く頑張りましょ!」と返して笑わせた。
 取材には伊藤裕一、愛原実花、高羽彩氏も参加した。
 あす17日から、25日まで同所で、11月7日、8日に大阪・サンケイホールブリーゼで上演される。キャストの座談会の特別映像付きの生配信も行われる。