子どもの食事が偏っていると寿命を縮める?京都大学の研究チームが発表「大人になったあと取り返しがつかない。リスクを引きずる可能性」

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MBSニュース

 中高生までの食事が偏っていると寿命を縮めてしまう恐れがあるという研究結果が発表されました。
 発表したのは京都大学の上村匡教授らの研究チームです。
 研究によりますと、キイロショウジョウバエの幼虫に、特定の脂肪酸とアミノ酸を過剰に摂取させたところ、遺伝子の働きを制御する特定の酵素の機能が低下、その影響で寿命が縮まったということです。この酵素はヒトにもあり、第2成長期までの食事が大人になってからの寿命に影響を及ぼすと考えられるということです。
 (京都大学院・生命科学研究科 上村匡教授)「大人になったあとの食事だけ制御すれば、健康寿命が保証されるとは限らない。成長期の食事から一定の配慮がなければ、大人になったあとで、取り返しがつかない。リスクを引きずる可能性がある」
 当然のことかもしれませんが「子どもの頃の偏った食事は避けた方が良い」ということは確かなようです。