盗まれても使えないビニール傘 大学生考案

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日テレNEWS24

「盗まれても使えないビニール傘」を、九州大学の学生が開発し、SNSなどで反響が広がっている。
秘密は傘のこの部分にある。通常はワンタッチでストッパーが外れて傘が開く。ここにダイヤルキーを設置。傘を閉じたときに鍵をかける。これで、ストッパーが外れても、暗証番号を入れないと傘を開くことができない。使う時は暗証番号をセットしてロックを外す。
他の人に使われてしまいがちなビニール傘だが、持ち主しか使えなければ盗まれないと考え、誕生したのがダイヤル付き傘だ。
製作者は、九州大学芸術工学部の2人の3年生だ。暮らしに役立つアイデア商品をテーマにした学内の展示会で発表した。
製作期間は1か月。2人は傘の解体を繰り返し構造を研究した。他とは違うビニール傘だとわかるように、柄の部分をまっすぐにしている。傘はSNSで発信すると、すぐに話題になった。反響をもとに2人は傘をさらに改良し商品化も目指している。
製作者の藤田友貴さん「傘の盗まれるという問題をなくせたらいいなと考えて、もっと上の段階まで作品を仕上げられるなとわかったので(商品化に向け)もっと上のことも考えられるなという感じです」