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※ 視聴回数は1日1回更新されます。新型コロナの影響からZOOMなどのコミュニケーションアプリを用いた、オンライン授業はいまやほとんどの大学など各種教育機関で実施されている。自宅からでもしっかりと学びが得られる仕組みだが、その反面大人数での授業となると学びが受動的になりやすい。
しかし、今回紹介するBBT大学にて実施した「アバター授業」では、アバターロボットを通じて生徒たちの自主性を確立。ただ画面越しに会話するだけではなく、移動が可能になることで質問やグループワークが遠隔地にいても、能動的に授業を受けるきっかけになりそうだ。
これらのイベント発案/総合プロデュース/総監督は、すべてBBT大学 経営学部グローバル経営学科 学科長・教授谷中修吾氏が担当。ANA社との個人的な繋がりから、アバターロボットを用いた今回の取り組みが実現した。
コミュニケーションアバターとは?
「アバター授業」はアバターロボットを用いることで、遠隔地でも生徒たちが能動的に学びが得られる新しい取り組み。「オンライン授業にアバターという形をもって参加させるとどうなるのか?」こんな疑問からはじまったアバター授業。普段オンラインで会話している人がロボットを通じてグループワークに参加すると、その場に居るという空気感から新しい発想の誕生を促すとのこと。
使用されたアバターロボットは、ANA社初のスタートアップ企業「avatarin株式会社」の"newme"。タブレットで顔を映し、4つの車輪で安定した移動を実現する。ロボットとしての機能はかなりシンプルなモデルだが、人の温かさをオンラインで実感するには十分だ。
ロボットが卒業証書を受け取る?
また2020年3月には同アバターを用いた「アバター卒業式」が行われた。アバターロボットが生徒の代わりに式典で卒業証書を授与するという斬新な試みとなった。代表者はアバターを通じて証書を受け取り、その他の卒業生はZOOMを使って参加した。オンラインとリアルを交差させることで生まれる新しい価値が、これからの未来を作るきっかけになるのかもしれない。
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ロボットを使った新しい学びの形「アバター授業」。オンラインとリアルが交差する新しい未来はもう目の前?