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※ 視聴回数は1日1回更新されます。風力発電や太陽光発電など、再生可能エネルギーが注目されていますが、なんと汗や動きで電気を発電してしまうスーツが開発されました。
カリフォルニア大学サンディエゴ校のエンジニアが開発した「Wearable microgrid」は汗と腕の振りから発電するスーツです。ランニングやウォーキング中に発電して、ウェアラブル端末などに電力を供給できます。
発電は2箇所
一つ目は、首元にあるバイオ燃料電池。バイオ燃料電池の酵素が、人間の汗に含まれている乳酸と酸素分子の間で電子を交換して発電する仕組みだそうです。
二つ目は摩擦電気。腕と腰には動きを電気変換するデバイスが付いており、こちらは摩擦の力で発電。腕と腰のデバイスがこすれあうことで、腕のデバイスが−、腰のデバイスが+に帯電し静電気が起きます。
発電された電気は胸のスーパーキャパシターというパーツに溜められ、そこからウェアラブル端末などに電気が供給されます。
水洗いして清潔に
スーツは伸縮性に優れており、各パーツや配線は防水コートされています。ちょっと折れ曲がったとしても発電機能にダメージはなく、スーツも丸洗いできるというのです。
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開発者によると、今後はランニングやウォーキングだけではなくオフィスに座っているときなど、様々なシチュエーションごとに発電できるシステムを研究していくそう。
日常生活の意外なものもエネルギーになるかも?
Wearable microgrid
REGENTS OF THE UNIVERSITY OF CALIFORNIA