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※ 視聴回数は1日1回更新されます。コロンビア・グアジラ半島のスタートアップ「E-Dina」によって開発された「Waterlight」は、海水で発電するランタン。
海水が身近な沿岸部の村などで重宝しそうなアイテムです。
海水に含まれる成分が、ランタン内部のマグネシウム板や銅板と反応し発電する仕組みです。
仕組み上マグネシウムを消耗しますが、交換式なのか使い切りの製品なのかは残念ながら不明です。
わずか0.5Lの海水を入れるだけで最長45日間、光が持続。
緊急時は、海水の代わりに尿を活用することも可能とのこと(参照元)。
使ってみると......
グアジラ半島は電気が使えない地域の1つ。
夜はまっくらになってしまうため、漁、工芸品の生産など作業ができません。
また、勉強をするときはろうそくを使うため火事の危険も。
このランタンがあるだけで、夜釣り、日が沈んだあとの勉強、職人がいつでも働けるように。
夜できることがぐっと増えます。
また、携帯電話など小型電子機器を充電するためのバッテリーとしても使えるよう。
電気がないから、という理由で携帯が持てなかった人たちにとっては朗報です。
値段は1つ60~100アメリカドル(約6,000~約10,000円)と安くはありません。
ですが、2年から3年・約5600時間光を照らすことを考えるとコスパはいいかも。
まだ試作品段階なので、残念ながら購入はできないよう。
公式サイトからお問い合わせできるので、気になった人はチェックしてみてください。
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現在、世界では8億4千万人もの人が電気を利用できないと言われています。
他方、電力需要は2035年までに70%増加するにもかかわらず、化石燃料は今後52年で枯渇すると国連が予想を立てているそう。
そうなるとやはり必要なのはクリーンエネルギー。
このアイテムは世界中の暗い夜を過ごす人々を照らす、足がかりになるかも。