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※ 視聴回数は1日1回更新されます。Kindleに代表される電子ペーパーも今や、読むだけのツールではなくなりました。富士通が開発した紙のように書いて蓄積できる電子ペーパー「QUADERNO(クアデルノ)」は、紙の使い勝手とデジタルの良さを融合した道具になっています。
新しい紙、新しい手帳
QUADERNOは、紙の手帳のような使い勝手を実現した電子ペーパータブレット。ビジネス文書をPDFで一元管理したり、アイデアやスケジュールを専用ペンで手書きしたりと使えます。それは新しいシステム手帳のような存在と言えるかもしれません。
A5とA4サイズをラインナップし、大きい方でも重さは350g。厚さ5.9mmの薄型ボディも手伝って非常に軽く感じます。内蔵フラッシュメモリは16GBで、このうち11GBが作業領域となります。
紙のような書き心地
ディスプレイ面はサラサラとした質感で、紙のような書き心地を実現しています。専用ペンに筆圧検知機能はなく、本格的なイラスト描きの道具とはいきませんが、メモ書きや修正指示、ちょっとした挿絵やグラフならば十分なツールと言えるでしょう。
電子ペーパーならでは特徴として、バッテリー消費の少なさがあげられます。利用頻度にもよりますが、メーカーでは駆動時間を約3週間としています。
なお、残念なことにパソコンとの連携はWindowsのみ。
拡大やコピペもできる
デジタルならではの要素として、ピンチ操作で画面の拡大が可能。手書きしたものを範囲指定してコピー&ペーストもできます。☆マークなどを手書きしておけば、マーク付きのファイルも検索可能です。
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紙は紀元前2世紀ごろの中国で発明されたと言います。そこから何世紀も経て、世界中に製紙方法が伝播しました。
現在、多くの資料が紙で残っていることからも、伝え残す手段として紙が非常に有益なことは説明するまでもないでしょう。その一方で、ITの普及拡大によりペーパーレス化が叫ばれ、デジタルへの移行が急ピッチで進められています。
QUADERNOは「書く」と「蓄積する」に特化した新しいシステム手帳のような存在です。紙資源を無駄にすることなくアナログ感覚で書きつづり、デジタルならではの可搬性がアイデアを埋もれさせないはず。さて、あなたならどう使う?