朝のフルーツはNG!血糖値を上げない朝ご飯は?【眠れなくなるほど面白い 図解 炭水化物の話】

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 ヨーロッパのことわざ「朝の果物は金」とは、朝食に果物を食べれば体にいいということを表しているのですが、糖質制限において、それは誤りです。
 
バイオリズムとして朝には血糖値を上げるホルモンがたくさん分泌されます。つまり、朝食を食べなくても体は血糖値を上げる働きをしているのです。*32
そこに果物を摂れば、ますます血糖値を上げてしまいます。しかも、果物に含まれる果糖は、直後では血糖値をあまり上げないものの、習慣的に摂取していることで、やがてブドウ糖以上に血糖値の上昇を招きます。
 朝食は野菜のスムージーという人も増えています。スムージーで得られるのは、ビタミンやミネラルなどごく一部の栄養素です。低カロリーですが、その一方、カロリーやタンパク質不足から筋肉の衰えを招きかねません。また、スムージーにハチミツや果物を加えてしまうと、果糖もブドウ糖もたっぷり摂取してしまうことになります。
 朝食には、ハムやソーセージ、ゆで卵、ナッツなど脂質やタンパク質、食物繊維を積極的に食べましょう。ヨーグルトなら高脂肪ヨーグルトを選び、低糖質のパンにバターをたっぷり塗るのもおすすめです。
*32. Diabet Med 1988; 5(1):13-21
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 炭水化物の話』
山田 悟 (著)