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※ 視聴回数は1日1回更新されます。 ロカボでは糖質の代わりにタンパク質をたくさん摂ることをおすすめしています。実は2000年代から日本人のタンパク質の摂取量が急激に減少し、今では1950年代と同じ水準にまで落ち込んでいるとされています。*
現在の栄養バランスが推奨された頃、タンパク質は「食べすぎると腎臓を痛める」といわれていました。しかし、2013年と2019年に発表された米国糖尿病学会のガイドラインでは、タンパク質の摂取量と腎臓機能には因果関係がないと明記されています。*22、23、24
タンパク質は筋肉や肌、髪、爪などの材料として使われるほか、ホルモンや代謝酵素、免疫物質になるなど、体内で抗体をつくるためのさまざまな働きをしています。つまり、タンパク質は体をつくる大切な材料となるものなのです。
* 国立健康・栄養研究所ホームページ(国民健康・栄養調査|国立健康・栄養研究所(nibiohn.go.jp))(02.xlsx(live.com))
*22. Diabetes Care 2013: 36(11):3821-3842
*23. Diabetes Care 2019; 42(5):731-754
*24. Diabetology 2021; 2(2):51-64
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 炭水化物の話』
山田 悟 (著)