『仮面ライダージオウ』奥野壮&紺野彩夏、敵同士から夫婦役に「複雑でした」

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俳優の奥野壮、陣内孝則、新羅慎二、安藤光造監督が1日、都内で映画『灰色の壁 ―大宮ノトーリアス―』(2月25日公開)の完成披露報告会に参加した。
 本作は、奥野が仮面ライダーシリーズ以外で初主演を務める映画。平成初期の埼玉を舞台に、暴走族の抗争から暴力団まで巻き込み、最後には少年刑務所へと収監された、ある男の実話を基にした暴力と義理人情、贖罪と挑戦を描いた物語。主人公・吉田正樹を奥野、正樹の妻・さゆりを紺野彩夏が演じる。
 この日、登壇できなかった紺野からビデオメッセージが寄せられた。『仮面ライダージオウ』で奥野は主人公の仮面ライダージオウ/常磐ソウゴを、紺野は敵役のオーラで共演している。「壮くんは、仮面ライダーで1度、共演していたので私としては心強く、初めての役でも壮くんと一緒なら楽しく演じられるかな、と。楽しく撮影期間を終えることができました。ありがとう」と感謝していた。
 まさかの夫婦役となった感想を問われた奥野は「複雑でした。『仮面ライダー』の本編の中では紺野さんのことを『殺すような目で見てくれ』という演出の指示もあったりした。だから、今回は夫婦役で絆を、どう表現したら、いいんだろうという不安はありました」と述懐。それでも「やっぱり1年間やっていたので安心して撮影をすることができたかなと思います」と笑顔で振り返っていた。