取引先から“キックバック”受けていたか 「鴻池運輸」元課長らが“架空発注”繰り返し約1.8億円の損害を会社に与えた疑い

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MBSニュース

 「鴻池運輸」の元課長らが架空発注を繰り返したとして逮捕された事件で、元課長らが取引先から見返りを受けていたとみられることが、警察への取材で分かりました。
 物流大手・鴻池運輸の鹿島支店の元課長・光永将憲容疑者(38)と当時部下だった渡辺彩容疑者(34)の2人は、2022年から翌年にかけて、取引先の4社に70回にわたって架空の業務の請求書を提出させ、会社に計約1億8000万円の損害を与えた特別背任の疑いが持たれています。
 警察によりますと、光永容疑者が会社の支払いについて実質的な権限を持ち、渡辺容疑者が経理処理などを担当。2人は取引先から見返りを受けていたとみられるということで、警察が裏付けを進めています。