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※ 視聴回数は1日1回更新されます。 ミカンの価格が高騰?冬の定番に異変です。
寒い冬、甘くて気が付けば何個でも食べてしまう冬の定番ミカン。そんなミカンにも価格高騰の波が来ています。
大阪市内のスーパー「越前屋」では…
(越前屋 弘田雅昭青果主任)「(ミカンの価格は)一袋単価で言うと例年より100円ほど上がっております。価格が落ち着く見込みは今のところないですね」
農林水産省の最新の調査によりますと、1月14日~16日のミカン1kgあたりの販売価格は969円。去年の同じ時期と比べて実に35%も値上がりしています。
消費者からはこんな声が。
(80代)「(Qミカン高い?)高いな。何もかも高いな」
(80代)「ミカンは好きやけど高いから買われへん。いつもだったら300円くらいだった、私の頭のなかでは。(家計は)苦しいよ、あたりまえ。年金生活やから」
収穫されたミカンの出荷作業を行っている和歌山海南市のミカン農家。この農家では例年80トンのミカンを収穫しているといいますが、去年の夏の猛暑の影響などで、いつもより収穫量が10%程度減少しているといいます。その影響で…
(山下農園 山下雅史さん)「今年の市場価格は見たことないような値段が出ている。(高騰の理由としては)夏の高温で日焼けとかもすごく多くて数%のマイナスが出ているんですけど、さらに収穫するときには、虫や鳥獣害の被害で何十杯も収穫量は減った」
和歌山県のJAによりますと、去年の夏の猛暑の影響のほか、カメムシなど害虫や鳥などの被害で例年より出荷量が13%ほど減少し、それがミカンの価格高騰につながっているということです。
(越前屋 弘田雅昭青果主任)「正直…ほとんどの商品が値上げ対象になっていますので、おすすめできる価格の商品はなかなかない。かなり厳しい状況になっています」
値上げの波はいつまで続くのでしょうか。