得意技はカエルジャンプ! 2足走行ロボット「ASCENTO 2」

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朝日新聞社

bouncy / バウンシー

スイス連邦工科大学チューリッヒ校の学生が中心となって開発された2足走行ロボット「ASCENTO 2」。
2本の足と車輪の組み合わせにより平らな地形をすばやく移動し、砂利道や段差、階段など、様々な環境が混在するシーンで威力を発揮する。
2本の足を縮めた状態で幅360mm × 高さ310mm × 奥行き300mmというサイズ。日本の家庭にも普及しているお掃除ロボットくらいのサイズだ。
総重量も10.4kgに納まっており、狭い屋内スペースでも高い機動性を発揮する。そんなコンパクトボディにはさまざまなテクノロジーが詰まっている。
ホイールに搭載されたモーターで最大時速8kmで移動できる。
連続稼働時間は約1.5時間で3Dマウスとジェスチャーコントロールで遠隔操作可能。
自律のためのビジュアルアルゴリズムを実装したカメラや各種センサーも搭載し、自律走行もできる。
得意技カエルジャンプ!
しかし、「ASCENTO 2」最大の特徴は姿勢制御アルゴリズムと関節を持つ2本の足。まるでカエルの後ろ足のような2本足はバイオプラスチック製。
バネと高トルクモーターの力で収縮し、40cmの高さまでジャンプできるので、走行中に階段や障害物が現れたとして乗り越えられる。
姿勢制御アルゴリズムによって常に安定するように制御され、押しても引いてもぶつかっても転ばない。ジャンプ時には跳躍と着地を別々に制御し転倒を防ぐ。
万が一転倒したとしても自分で起き上がれるのだ。
さらに、2本の足は独立して制御されているため、片側にだけ障害物がある場合や、左右で高さの違う場所でも転倒せずに走行可能。
さまざまな地形に対応
これまでにない2足走行ジャンプロボット。これが実用化されれば瓦礫が散乱する被災地などでの人命救助支援や人間にとって危険な場所での調査活動に威力を発揮するに違いない。
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ロボットが階段を上って助けに来る日も遠くない?
ASCENTO 2
ASCENTO