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※ 視聴回数は1日1回更新されます。大雨、地震、台風などで大きな被害が頻発する昨今の日本。2020年の梅雨もシトシト降り続けるような雨ではなく、警戒レベルの大雨が続き各地で各地に被害を及ぼしました。
そんな中、車メーカーのマツダが災害時に使える「車中泊セット」の販売を開始しました。
全部で10個の防災グッズ
10リットルのバケツにもなる防水仕様のバッグの中には、9個の災害用グッズが入っています。
車内で寝る時に敷く「防災エアーマットGOLON(2個)」狭い車内でエコノミークラス症候群にならないための「車中履くソックス(Mサイズ/Lサイズ 各1個)」バッテリーが上がった時に使える「ブースターケーブル(DC12V/80A 1個)」
他にも「虫よけウインドウネット フロントドア用(2個)」「目隠しポンチョ(黒色 1個)」「トイレONE(3枚入り 1個)」「非常用給水バッグ(5リットル 1個)」「蓄光ホイッスル(1個)」「タオル(2枚)」など、災害時に役立つグッズが揃っています。
ちなみにエアーマットはストローを使って口で膨らませます。実際にやってみると全部膨らますのにはかなりの肺活量が必要。”快適に過ごす”というより、あくまで災害用な印象でした。
純正品として発売したわけは?
さまざまな防災グッズは多く売られていますが、車メーカーのマツダが純正品として「車中泊セット」を販売するのはなぜか。マツダ株式会社 国内広報部 馬渡直人さんに聞いてみました。
ーなぜ車中泊セットを発売したのでしょうか?
近年、予期せぬ災害が多発しています。こうした災害が発生した時に、場合によっては車中泊という避難が必要になるかもしれません。その時に必要な商品をセットにして、そうした事態になった時に少しでもお客様をサポートしたいと考えて発売しました。
ーどのような方に使ってもらおうと?
マツダの車のオーナー様はもちろん、そのほかの方でも災害の備えとして用意してもらえればありがたいですね。
ー車メーカーの取り組みとしては珍しいように思います。問い合わせは多かったのでしょうか?
具体的な数は非公開ですが、おかげさまで数多くのお問い合わせ、取材依頼がきております。また、先日の令和2年7月の豪雨災害の支援として、復旧活動のために被災地の自治体にお送りさせていただいております。
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いつ発生するか分からない自然災害のために「車中泊セット」を積んでおく。いざという時の備えが、あなたの家族のためになるかもしれません。