発泡スチロールを彫刻する芸術家ロボット「YuMi IRB 14000」2本の腕と電熱線で曲線カットができる!

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朝日新聞社

bouncy / バウンシー

発泡スチロールが芸術作品に?
スイス連邦工科大学が開発した「YuMi IRB 14000」は、2本の腕で電熱線を巧みに操り発泡スチロールを彫刻できるロボット。断面を直線にカットするだけでなく、曲線もカットできるが特徴だ。
公式サイトから論文が読める。
曲線をカットするのに必要な要素
発泡スチロールを曲線にカットするために必要なのは精確な形状の計算と3Dのモデル化、そして、それを削り出す伸縮しない弾性の金属ワイヤーだという。伸縮しない必要があるのは、3Dモデルを削り出す際に2本のアームが伸びてしまう計算外の動きは、事前にカットの軌道が予想できなくなってしまうからだ。
現在はうさぎだけでなく、鳥や魚、手などいろいろな形を削り出すことに挑戦している。
今後、カットできるものが木材や鉄などに広がっていけば、3Dモデル化したものをもっと簡単に現実のものとして創作できるかもしれない。
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いつか彫刻芸術を創りだすロボットが誕生するかも?
Simon Duenser, Roi Poranne, Bernhard Thomaszewski, Stelian Coros