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※ 視聴回数は1日1回更新されます。自動車のEV化が進み、ますます電力の需要が高まっている現代。太陽光エネルギーも有力だが、広い森林を伐採しなければならないため環境破壊、景観破壊を招いてしまう。しかし、海上には潮力、波力、洋上風力など、まだ活用されていない再生可能エネルギーがある。
今回紹介するのはそういった海上で生まれるエネルギーを活用した、豊かな未来につなげるプロジェクトだ。
無限の可能性
無人航行ヨットは風力エネルギーを動力として自動操縦と自律航行を行う。操縦者が搭乗せず、自然風のみで運行できるこのヨットは非常にコストが低く、周囲を海に囲まれた日本においては大いに活躍が期待される。船体設計製造には3Dプリンターを活用し、製造期間の大幅短縮と製造費の低減を実現した。
具体的な活用シーンとして以下のものがある。
1つ目は、魚群探索を無人で行う探索船としての役割。これによって漁業者の作業を効率化し人件費や燃料費を削減することが目的。
2つ目は、どこでも誰でも運搬する無人海上タクシーとしての役割。スマホと併用することで海上での生活をより現実的にするだろう。
将来的には潮力、波力、風力といった海上の再生可能エネルギー由来の電力を利用して水素を製造。そして、そのエネルギーが必要な場所へ自動運搬することも構想しているとのこと。この新たな再生可能エネルギーの実用化が実現されれば、豊かな社会に大きく近づくだろう。
自然エネルギーのみを動力源にするヨットのおかげで、夢物語だった海上都市が実現する日も近いのかもしれない。未来の社会やエネルギーの形を変えるきっかけになってくれそうだ。
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豊かな未来につなげるスマート自動操縦ヨット。未来のヨットが社会やエネルギーに革命を起こす?
エバーブルーテクノロジーズ株式会社