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※ 視聴回数は1日1回更新されます。新型コロナウイルスの拡大で、一気に広まった在宅勤務。緊急事態宣言が解除された今でも、続けて自宅で仕事をしている人も多い。通勤時間や無駄話がなくなり生産性が上がったとする一方、仕事に集中できる場所がなくて困っているとの声も聞こえる。
そんな人たちの強い味方になるのが、広げるだけで「書斎」を作れるテント「ぼっちてんと」だ。
持ち運びは楽
アウトドア商品や家具などを扱う「ビーズ」(大阪府東大阪市)に連絡し、商品を取り寄せて試してみた。
袋に収納されている時は、直径60センチほどの平たい円形になっている。部屋の一角にあっても、邪魔になりにくい。重さも、力の弱い女性や子どもでも楽に持ち運べる程度だ。
広げていくと、簡単にテントになった。幅と奥行きは130cmずつ、高さは150cm。120cm幅の机だと、かなり相性が良さそうだ。
秘密基地感覚も
内部への出入りには、前面のファスナーを開閉する。パソコンを持ち込んで、ちょっと作業をしてみた。外界と遮断されるため、やはり集中しやすい。天井にもファスナーがついていて開け閉めできるほか、左右には目隠し付きのメッシュ窓がある。
季節によってはテント内にエアコンや扇風機の風を入れたいが、これらを使えば簡単だ。また、部屋の照明を取り込むこともできる。
スミがあいていて、パソコンなどの電源を取れるのも便利だ。内部にいると、自分だけの空間が「秘密基地」のような感じで楽しくなってきた。
テントを広げるのは簡単だったが、しまうのはちょっとコツが必要。ネット上にある動画を見ながら、何度かやってみたら、うまくできた。焦らずに一つ一つ作業をしていくほうがいい。
売れ行き好調
「ぼっちてんと」はビーズ社の家具ブランド「Bauhutte(バウヒュッテ)」の商品として展開されている。2013年10月に発売され、改良を重ねてきた。昨今の在宅勤務の拡大が追い風となり、今年4月の売上は昨年同月比で3倍になったという。
テントは家電量販店やネット販売で扱っている。実売価格は1万円程度で、種類は黒色のみだ。
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「ぼっちてんと」は、確かに「巣ごもり需要」を捉えられる商品だと感じた。売れている理由を体感できた。在宅勤務だと自分だけの空間が確保できないし、配偶者や子どもの目があって、うまく集中できない……。そんな時に、あなただけの「書斎」を活用してはどうだろうか。
ぼっちてんと
ビーズ