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※ 視聴回数は1日1回更新されます。インパクトはダウンスウィングの通過点にすぎないので、その形を説明するとインパクトがスウィングのゴールのように思われるのですが、なぜ説明するかというと「通過点であっても正しいイメージをもつことで、動きの中でその形や状態をつくりやすくなる」からです。
まず、インパクトの正しい形を説明します。
それは、逆Kの字。上半身は右足側に傾き、頭は右に残りますが、腰は左に動いた状態を表現した形です。
「ビハインド・ザ・ボール」(ボールより後ろ)という言葉があります。頭の位置がボールよりも後ろ(目標と反対側)でインパクトするという意味です。
上半身を右足側に傾けておけば、そうなるのですが、アクシス理論ではこれをさらに強調して「ベルトのバックルより頭が右足側にあるように」と意識することを勧めます。そうすると、上半身における体重配分のイメージは「左4対右6」程度になります。
上半身は「左4対右6」ですが、下半身は同じではありません。
手より先に腰が動き始めているため、腰の位置は身体の真ん中よりも左足側に移動し、なおかつ腰の向きは真正面よりも左になっています。体重配分のイメージは上半身とは逆で「左6対右4」です。
これにより、下半身や体幹の動き、そしてその力をインパクトに伝えることのできる「腰の入った」体勢になり、力強くボールを捕まえる準備が整います。
インパクトで正しい形をつくるためには、形のイメージを、動きや力のかけ方の感覚とともにつかむことが必要です。そのためのドリルを紹介します。
①細いスティックやクラブを用意して、それを左ワキと右ヒジで挟み、落とさないようにトップか ら身体を回します。
②ダウンスウィングでは左ワキを開けないようにし、右ヒジは下に向けたまま、体幹を回転させます。
ぜひ試していただいて、上体の右傾きを保った腰の入ったインパクトを実現させてください。