佐々木希「ドロドロとした映画が好き」「暗いなか一人で…」 意外な一面を告白

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モデルで女優の佐々木希、篠田麻里子が19日、都内で行われた舞台『醉いどれ天使』の製作発表記者会見に出席した。
 名匠・黒澤明監督と、名優・三船敏郎。後に傑作を生み出し続けることになる2人が初めてタッグを組んだ映画が『醉いどれ天使』。日本映画史上最強コンビの原点ともいえる作品の舞台化となる。ある夜、銃創の手当てを受けに、闇市の顔役の松永(桐谷健太)が真田(高橋克典)の元へやってくる。真田は闇市の界隈に住む人々を診る町医者で、酒が好きで口は悪いが、心根は優しく一流の腕の持ち主。顔色が悪く咳込む松永を、診療所で住み込みで働く美代(田畑智子)も心配する。一目見て肺病に侵されていると判断し真田は治療を勧めるが、松永は言うことを聞かずに診療所を飛び出し、居酒屋で働く同郷の幼なじみ・ぎん(佐々木希)を訪れ、闇市の様子を見回るのだった。
 主人公の幼なじみ・ぎんを演じる佐々木は「ダンサーに憧れて上京しましたが、戦争で足を悪くしてしまう。そんな中でもエネルギッシュに生きていく強い女性です」と役どころを紹介し「すごくすてきだなと思います。心も体も限界寸前の松永に寄り添うという役で、真っ直ぐに松永を思いながらもたくましく生きていく女性を一生懸命に演じられたら」と意気込んだ。
 また、今作の演出を手掛ける三池崇史氏をチラリ見ると「結構、ドロドロとした映画が好きで、よく三池さんの作品を見ています。いつも暗いなか、一人で見るのが好き。ホラーまでいくと怖いんですけど、人間の深いところまで描いている作品が好きなんです」と告白し、場を和ませていた。
 篠田はウエストほっそりのラインがきれいに見える黒のドレス姿で登場。「このお話をいただいた時、スゴくうれしくてワクワクした。自分自身、舞台が自体が久しぶり。できるかなという不安とドキドキ。ワクワクもしている」と笑顔を見せた。「(舞台となる)戦後について私は生きてはいない。戦後を生き抜く女性を私ながらに一生懸命に演じたい」と力を込めていた。
 また、同作にかけて、ずっと続けていることについてトーク。「舞台が見るのも出るのも好き」と明かし「そういう意味ではAKBに出会えた。劇場で毎日、ステージに立つ緊張感とか。舞台はお客さんが入って初めて1つの作品になる。自分だけじゃないエネルギー、人の力でこんなにも変わるんだなという刺激がいつもある。そういう意味ではやめられないですね」と口にしていた。
 会見にはそのほか、脚本の蓬莱竜太氏、桐谷健太、高橋克典、田畑智子、高嶋政宏が出席。東京公演は、明治座で9月3日から20日まで、大阪公演は、新歌舞伎座で10月1日から11日まで。