京アニ放火殺人事件の青葉真司死刑囚が行った「控訴取り下げ」は「有効」。検察側がこの秋にも意見書を提出です。
2019年7月に京都アニメーション第1スタジオに放火し、36人を殺害したなどとして、1審の京都地裁で死刑判決を言い渡された青葉真司死刑囚(47)。
今年1月には青葉死刑囚本人が控訴を取り下げ、死刑が確定しましたが、弁護人が控訴取り下げについて「無効」とする申し入れ書を大阪高裁に提出しています。
これに対し大阪高検が「取り下げは有効」という意見書を、この秋にも提出する方針であることが関係者への取材で分かりました。
高検は、青葉死刑囚が1審で完全責任能力を認められていることや、精神科医の意見を踏まえ、「青葉死刑囚は正常な判断ができていた」と主張するとみられています。
事件は3日後に発生から6年を迎えます。