2人死亡の正面衝突事故 現場は中央分離帯がなく対向車がセンターラインをはみ出すとよけるのは困難か 徳島自動車道

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 2人が死亡した徳島自動車道の事故。「2日前の点検では問題なかった」とトラックを所有する会社の社長が説明です。
 7月14日、徳島自動車道で中型トラックと高速バスが正面衝突し、炎上した事故では、トラックの運転手とバスの乗客のあわせて2人が死亡、12人が重軽傷を負いました。
 警察へのその後の取材で、死亡したバスの乗客は運転席の少し後ろの席で発見されていたことが分かりました。
 事故があった現場を走ってみると…
 (記者リポート)「事故があった徳島自動車道です。緩やかなカーブで狭く感じます」
 中央分離帯がなく、対向車がセンターラインをはみ出すとよけるのは困難です。
 バスの運転手は「トラックがセンターラインをはみ出してきた。トラックのタイヤがバーストしていた」とバス会社に説明していたということで、警察は15日、トラックを所有する愛媛県四国中央市の建設会社を過失運転致死傷の疑いで家宅捜索。トラックの整備記録などを押収し、事故の原因を調べています。
 建設会社の社長はMBSの取材に対し、被害者に謝罪したうえで「タイヤは2週間ほど前にスタッドレスから通常タイヤに付け替えた。事故の2日前に目視で点検した際には問題なかった」などと話しています。