スターウォーズのアレっぽい!家庭で簡単にホログラムを作成できる「Looking Glass Portrait」

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朝日新聞社

bouncy / バウンシー

映画「スターウォーズ エピソード4 新たなる希望」で、R2-D2がレイア姫のホログラムを投影するシーン。未来の世界には本当にこんな技術があるかもしれないと、当時ワクワクしながら観ていた人も多いだろう。
そして実際に、AR/VRやホログラフィックディスプレイなど、3D映像を視認する技術がどんどん登場している。なかでも今回紹介する「Looking Glass Portrait」は、家庭でも簡単に使えてしまう革新的なホログラフィックディスプレイだ。
※「Looking Glass Portrait」は実際にはホログラムではなくボリューメトリック。開発元であるLooking Glass Factoryは製品イメージがより伝わりやすくなる意図で「ホログラム」と表現している。
プログラミング無しで簡単にホログラムがつくれる
ホログラフィックディスプレイは、AR/VRと違いヘッドセットやゴーグルは不要だが、設備もコストも大掛かりで、個人で楽しむにはハードルが高かった。
しかしこの「Looking Glass Portrait」は、スマホとパソコンさえあれば誰でも簡単にホログラムをつくって表示できる。プログラミングの知識も一切必要ない。
まず、手持ちのスマホやカメラでポートレート機能を使って写真や動画を撮影する。次に撮影データをパソコンにインポートし、専用ソフト「HoloPlay Studio」でホログラムに自動変換。
できあがったホログラムは「Looking Glass Portrait」に保存され、ディスプレイに表示できるようになる。「Looking Glass Portrait」自体は、RaspberryPi 4搭載のスタンドアローン型で約1,000個のホログラムを保存可能だ。
また、ポートレート機能がないカメラでも、4Kのパンショット動画を撮ってライトフィールド写真を表示させられる。
ディスプレイは7.9インチ(約20cm)、解像度2,048px × 1,536px。複数のユーザーがそれぞれの視点で見ても、それぞれの角度から立体的に見えるライトフィールド技術によって、ホログラムをリアルかつナチュラルに視認できる。
周辺機器との連携でホログラム動画通信も可能
さらにMicrosoft Azure KinectやIntel RealSense、もしくはポートレートモード搭載のiPhoneと連携すれば、専用ソフトを使って他の「Looking Glass Portrait」ユーザーに最大10秒のホログラム動画を送信できる。まさにスターウォーズのようなホログラム交信が可能になるというわけだ。
クリエイター向けに、3Dモデリングソフト用のプラグインも充実。Unrealエンジン、Unity、Autodesk Maya、Blenderなどに対応し、作成した3Dメディアを簡単にインポートできる。Leap Motion Controllerなどと連携すれば、手の動きの感知や触覚フィードバックなども可能だ。
「Looking Glass Portrait」は現在Kickstarterでクラウドファンディングを実施中で、229ドル(約23,800円)以上の支援から入手可能。配送は2021年2月を予定している。
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Looking Glass Portrait
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