今季HR量産の大谷翔平も実践する飛距離を生み出す打法とG1スウィングの共通するボディアクションとは!?【板橋繁「世界標準のスウィング理論 G1スウィング」/ゴルフレッスンプラス】

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<板橋 繁>大谷選手の打法とG1スウィングの共通するボディアクションとは!?【板橋繁「世界標準のスウィング理論 G1スウィング」/ゴルフレッスンプラスvol.10】
●大谷翔平選手は手を返していない!
世界最高峰のベースボールリーグ、メジャーリーグ。そこで数々の伝説を積み上げている大谷翔平選手ですが、彼は圧倒的な球速と変幻自在の変化球を駆使する超一流の投手陣に対してトップクラスのホームラン数を誇っています。
これはゴルフでいうなら安定性と飛距離という相反しがちな2つの要素を高次元で両立させているわけです。
なぜそんなことが可能なのか? 彼が日本人としては恵まれた体格を持っているということはもちろんありますが、メジャーリーグにおいては彼程度のフィジカルを持つ選手はザラにいます。
つまり体格だけが理由ではありません。その最大の秘密は「スウィング」にあります。
彼は〝ノーリストターン〟でボールを打っているのです。ボディターンのみを使ってバットが背中から最短距離で出てくる。そのとき左手は常に下にあり、ボールにインパクトするのはバットの「裏面」です。
構えたときの状態からバットが最短距離でボールに向かうので160キロの速球にも振り遅れないし、身体の力をダイレクトにボールに伝えることができるのでホームランを量産できます。
このロジックはG1スウィングもまったく同じです。トップからクラブの状態を変えずにボディアクションのみでボールに向かうのでスウィング軌道が安定するし、腕や手の力ではなく身体の力で打つから飛ぶわけです。
●クラブを振り下ろさない!
ボールは地面(下)にあるためにクラブを振り下ろそうとするのが自然な本能ですが、それが上回りや手を返す日本式のリストターンスウィングにつながる要因でもあります。
G1スウィングで持つべきイメージはバッティングのような「水平振り」。バッティングではバットのヘッドを落とさずに水平に動かしますが、実はゴルフも一緒。違いは前傾角度だけです。
ダウンスウィングの時にボールに対してカバーリング(体圧をかける)するから、水平に振る意識でもアジャストできてしまう。裏面の意識があるとヘッドが背中側にいたままでもしっかり回転すればちゃんとコンタクトできる。
つまり、ヘッドを落とさず(クラブを振り下ろさず)に振る感覚を持つということ。何度も言いますが(それくらい大事!)、それでも体捌きと慣性や重力によってヘッドは自然に落下し、ボールにきちんとコンタクトするのです。