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※ 視聴回数は1日1回更新されます。2021年、阪神のスーパールーキー・佐藤輝明は輝かしいデビューを飾ったが、シーズン中盤から大スランプに陥った。
どうしてあのような事態が訪れたのか?
決して、シーズン中盤から技術的に悪くなったということはないと関本賢太郎さんは解説する。
昨日まで打てていたプロ野球選手が技術的に急に打てなくなるようなことはない。
夏場になって疲労が蓄積し、体のキレが無くなってきてスイングが悪くなるという部分は少しあったかもしれない。
しかし、最も大きな要因は「打てないコースを打とうとし始めた」と分析する。
人によって得意なコース、不得意なコースがあるがその話ではない。
佐藤輝明はボール球に手を出し過ぎるようになったのだ。
新人・佐藤輝明に対して初めはピッチャー達はストライクゾーンで勝負をしていた。先輩プロとしてのプライドもあっただろう。しかし、それでは打たれた。
そうすると、新人としてではなく良いバッターとして本気で打ち取りにいく。
ボール球の変化球で誘ってみたところ、面白いように佐藤輝明は空振りした。それはそうだ、ボール球は打てないのだから当然だ。
ズバリ、佐藤輝明に足りなかったのは「どういう場面でピッチャーがボール球を使ってくるか?」の勉強。ボール球を振ってくれるのならば、ピッチャーはわざわざストライクを投げては来ない。それでは打てないのは当然だ。
三振するたびに「歴代三振記録がブライアントであといくつ」のような報道が増えて、佐藤輝明自身もパニックになった部分もあっただろう。
バッティングフォームをイジった形跡もあった。しかし、どうバッティングフォームをイジったところでボール球は打てない。
どうしても豪快なホームランばかりに目が行ってしまう佐藤輝明の打席だが、本当にツウなファンならば「ボール球の変化球をしっかりと見送った」部分を見て、佐藤輝明の成長を感じて欲しい!!