蜷川実花、監督作出演・沢尻エリカ被告の質問に苦笑い

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 写真家の蜷川実花氏が12日、ファッションメディア「ELLE」が独自の視点で選出する『エル シネマアワード2019』の「エル ベストディレクター賞」を受賞し12日、都内で行われた授賞式に出席。受賞の対象作となった映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』に出演していた沢尻エリカ被告が、今月6日に麻薬取締法違反で東京地検に起訴されたが、去り際に報道陣からコメントを求められると、苦笑いを浮かべながら無言で立ち去った。
 蜷川氏は、受賞のスピーチで「本当にステキな賞をいただけて、すごくうれしいです。今年にかけて映像の作品が多くて、髪振り乱してやっていたのですが、こうして大好きな『エル』から背中を押してもらえると、今後も頑張ろうと思えます」としみじみ。「今もね、いろいろ大変なことあるんですけど」と複雑な胸の内をのぞかせながら「そんなことにめげずに、とにかく来年もこれからも走っていきます」と言葉に力を込めた。
 改めて受賞を祝福されると「うれしいよー。本当に大変だったんで、いろんなことが…うれしい」と本音をポツリ。「映画はやっている最中はものすごく大変なんですけど、終わると、またすぐに『やりたい』ってなって、本当に取り憑かれたようにやりたくなるものなんだなと思いますね」とかみしめるように話していた。授賞式後、報道陣から「沢尻エリカさんの件でコメントをお願いします」「連絡は取っていますか?」などの声かけが相次ぐも、苦笑いのまま立ち去っていった。
 2015年よりスタートした同アワードでは、文化人や映画ジャーナリスト、ファッション関係者など約60人を迎えて、独自の視点でその年ナンバーワンの映画を選ぶ「エル シネマ大賞」を選出。昨年より、日本の映画界で輝く女優と監督に贈る「エル ベストアクトレス賞」、「エル ベストディレクター賞」、今年目覚ましい活躍をした男性に贈る「エル メン賞」、エンタメ界において今年最も輝いており、これからの活躍を応援したい人物に贈る「エル・ガール ライジングスター賞」の4部門が設けられている。
■『エル シネマアワード2019』各賞
エル シネマ大賞:『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
エル ベストアクトレス賞:門脇麦
エル メン賞:中村倫也
エル・ガール ライジングスター賞:佐久間由衣,
エル ベストディレクター賞:蜷川実花監督