「地元住民の同意を得られる状況ではない」奈良・山下知事肝いりの『メガソーラー計画』が事実上断念 反発受け125分の1の面積に縮小

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MBSニュース

 奈良県の山下知事肝いりのメガソーラー計画。事実上の断念を発表です。
 奈良県は五條市のゴルフ場跡地に2000m級の滑走路など、大規模な防災拠点の建設を計画していましたが、2023年、就任した山下真知事が計画を一変。災害時の非常用電源として25haのメガソーラーを整備すると発表し、地元住民からは反発の声が上がっていました。
 【地元説明会の様子 去年2月】
 (地元住民)「私らは県を信用してやっているんですよ。それを全て覆すのは、県との信頼関係全くありませんやんか。うそついてもいいんですか」
 反発を受け、県は検討部会で跡地の活用法について議論してきましたが、1月30日、メガソーラーを125分の1の約2000平方メートルに大幅縮小すると発表。事実上の計画断念となりました。
 (奈良県 山下真知事)「現時点では地元の皆さんのご同意を得られる状況ではないので、50kw以上の太陽光発電所は設置できないということになり断念した」
 跡地に建設する建物の屋上にソーラーパネルを設置することで、非常用電源は確保できると判明したということです。
 県は来年度中に跡地の活用についての計画を決める予定です。