100年前に思いを馳せる 真ちゅう製ランタン「A handsome lantern」

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朝日新聞社

bouncy / バウンシー

1930年代にイギリスで作られたランタンを復刻した、Manners Maketh Manの「A handsome lantern」。
今回展開される3モデルのランタンは、どれも灯油式。無垢の真ちゅうをベースに作っているから、経年変化を楽しめる。ちゃんと手をかけてあげれば、世代を超えて使い続けられるアイテムだ。
復刻された貴重な名作たち
Model 「M410」は、3モデルの中で最もコンパクトなランタンで、Tilly社の「X410」をベースに作られたもの。
サイズは、高さ33cm、幅11cm。タンクには600ccの灯油を入れられ、約7時間あかりを灯せる。オプションで、真ちゅうとホワイト塗装されたシェードどちらか選択可能。
また、ノスタルジックな雰囲気のあるティアドロップのホヤも、公式サイトから別途購入できる。
Model 「MKL80」は、1930年から1962年までの30余年ほどしか生産されていなかった、名作「THE VICTOR」 型番「KL80」を現代技術をもって復刻したフラッグシップモデルだ。
ヴィンテージは入手困難のため、パーツが揃っているものは非常に高値で取引されるという。復刻品だとしても貴重だろう。
大きさは、高さ60cm、シェード径が31cm。1000ccのタンクが備わり、使用可能時間は約12時間としている。
もともとキッチン用に開発された、シェードが大きいランタンのため、広域を照らして使うのに便利なアイテムだ。
そして、3つ目のモデルは、「MKL80 Silver Limited」。
先のMKL80に銀メッキ加工を施し、シリアルナンバーを底面またはタンクに刻んだ、限定50台のランタンだ。無垢の真ちゅうの上に銀メッキを施しているため、真ちゅうとは違った経年変化を楽しめるという。
灯油ランプのメリット
現代の一般的なキャンプランタンは、ホワイトガソリンを使用するか、LEDライトを使った電気で周囲を照らすタイプが大半だろう。
Manners Maketh Manの「A handsome lantern」は灯油を使用していて、ホワイトガソリンに比べるとリッターあたりの値段も安く、コスパが高い。
また、ホワイトガソリンが−40℃で気化するのに対し、灯油は40〜60℃で気化するため、引火に対する安全性が高いのがメリットだ。
一方、灯油ランプのデメリットは、点灯する前にプレヒートが必要のため、ひと手間かかってしまうことだろう。
プレヒートとは、予熱カップでアルコールを燃やし、気化器を十分に熱すること。この手間によって、燃料である灯油がガス化されて、噴き出て空気と混ざりながら燃え続けるようになる。寒い日には4〜5分間のプレヒートが必要だという。こういう時間こそ、のんびり楽しめるような余裕を持てるようになりたいところ。
なお、温かみのある光は、約3,800ルーメン。キャンドル300本分ほどの明るさだ。
LEDのようなキツさもなければ、蛍光灯のようなチラつきもない、火の持つ1/fのゆらぎがリラックスさせてくれるだろう。
現在、GREEN FUNDINGでクラファン中。68,640円からの支援で、ランタンを一つ受け取れる。目標額は既に達成しており、発送は2022年4月の予定だ。
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貴重なランタンでゆったりと火で照らせば、慌ただしい毎日の中にリラックスした時間と癒しを得られそう!