生理への沈黙を破り、タブーを壊す!ケニアの女性の毎日を生きやすくするプロジェクト

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朝日新聞社

bouncy / バウンシー

特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンが起案した、ケニアの生理に悩む女性に対して支援する「沈黙を破る」プロジェクト。
ケニアの生理の現状
日本でもやっとタブー視が改善されつつある生理。ケニアの辺境に位置するトゥルカナ群には、いまだに生理への偏見が色濃く残っていると言います。
その理由は、「生理中に男性には触れてはいけない」「生理中に赤ちゃんに触ると赤ちゃんは泣いてしまう」といった代々伝わる根拠のない迷信や偏見。生理について話すことはタブーで、女性だけの問題とされてきました。
その上、現地ではお金の使い道は家長である父親が決めるため、生理用ナプキンが購入できません。ケニアの女性は生理の期間中家に閉じこもり、不衛生な布やヤギの革をナプキンがわりに使ったり、経血が染み込みやすい砂の上に座ったりしてやりすごしていました。
生理は毎月来て、しかも一週間続くもの。ケニアでは生理を理由に休学や退学に至る女の子もいるそうです。このプロジェクトはそんな状況を2つのアプローチで打開します。
布ナプキンの配布
1つ目が、布ナプキンの配布。布製で洗って何度も使えるだけでなく、高吸収マイクロファイバー生地を使用しており、高性能で使い勝手もいい布ナプキンです。
ただ配布するだけでなく、現地の難民が製作することで新たな仕事が生まれるきっかけにも。もらった瞬間だけでなく、長期的にケニアの女性たちが生きやすくなるアプローチです。
コミュニティを巻き込んだ教育
2つ目が、男性を含めたコミュニティ全体への「女性の尊厳を保つための教育」。生理の衛生的な問題だけでなく、社会的な問題の解決を図るアプローチです。
日本では、生理について話すことはタブーではないし、女性だけの問題ではありません。ですが、そうでない場所を「言える環境」に変えることはなかなか難しいもの。男性も含めたアプローチは環境を変える大きな第一歩になりそうです。
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私が小学生の頃、日本でも女の子だけ教室に残されて生理について教えられました。小学生の私は、「男の子に言ってはいけないことなんだ」と理解しました。ですが、勿論言ってはいけないことではないし、女性たちの体の仕組みについて正しい知識を持つのはすごく大切なことです。
20代である私の上の世代は男女互いに体の仕組みについて理解できず、すれ違いが時折見受けられます。生理を含め体の仕組みの違いは恥ずべきことではありません。性別による体の仕組みの違いから生きにくさがあるなら積極的に話し、違いに知識を得て改善していくべきです。
「沈黙を破る」プロジェクトはそんな当たり前の世界に向けた、確かなきっかけになりそう。