3Dプリンターの家がアメリカで販売開始。手ごろな価格で災害に強く、短期間で建つ。住み心地も良さそう!

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朝日新聞社

bouncy / バウンシー

テキサス州オースティンのスタートアップ企業「ICON」が、3Dプリンターで建てた一戸建ての販売を開始した。3Dプリンター製の住宅の販売は、アメリカ初の試みだという。
3Dプリンターで建てた家というと外装デザインや強度、住み心地などに何となく不安を覚えるかもしれないが、実は従来の一戸建て以上のメリットがたくさんあるようだ。
従来の一戸建てとほとんど変わらない外観
一見すると普通の一軒家に見えるが、これが3Dプリンターで建てられた家だ。2階建てでキッチンやリビング、寝室、屋根付き駐車場などを備えており、一般的な間取りと変わらない。
よく見ると壁には、素材を積み重ねた積層痕が見える。3Dプリンターの性質上、このような層が出てしまうようだが、見方によってはモダンな雰囲気が楽しめるかもしれない。
これまでの家より良いことづくめ?
建て方も3Dプリンターならでは。まず基礎ができたら、次に巨大な3Dプリンターで素材を抽出し、地層のように積み重ねながら壁を作っていく。従来の一戸建ては完成まで数ヶ月かかったが、この建て方なら数週間という短期間で完成する。ICONによると時間と労力が減るため、一戸建てを手頃な価格で購入できる点も魅力とのこと。
従来の建築材料より、強力で長持ちする最先端素材を利用できるのもメリット。これにより火事、洪水、暴風などの災害にも強い家が実現するという。
3Dプリンター住宅の登場によって建築期間が短くなり、肉体労働も減る。丈夫で安心感のある家ができ、設計の自由度も上がると期待されている。
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3Dプリンターの家が普及すれば、安価で快適な家に住める未来がくるかも?