情報量が段違い! スマートディスプレイ「Google Nest Hub」を使ってみた

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朝日新聞社

bouncy / バウンシー

GoogleがAIスピーカーにディスプレイを組み合わせた「Google Nest Hub」。国内では2019年6月12日より販売がスタートします。編集部でも使ってみたところ、「画面があること」のメリットが見えてきました。
スマートディスプレイとは?
GoogleアシスタントやAlexa、Siriなど、AIアシスタントを搭載したスピーカーは、「スマートスピーカー」と呼ばれています。
新たに登場した「Google Nest Hub」は、スマートスピーカーに画面を追加した「スマートディスプレイ」。従来のスマートスピーカーの機能に加えて、視覚的に情報を得られることや、タッチ操作にも対応するのが特徴です。
最近、CMでよく見かけるAmazonの「Echo Show」などは、カメラ搭載でテレビ電話に対応していますが、Nest Hubはカメラ非搭載モデル。テレビ電話はできませんが、その代わりプライベートの映像が流出する心配もありません。
海外では「Nest Hub Max」というカメラ搭載モデルが発表されていますが、日本での発売は未定のようです。
目に見える=わかりやすい!
筆者は自宅で、「Google Home Mini」を2台使っています。音声操作は便利な反面、こっちの声をうまく聞き取ってくれなかったり、スピーカーの音声を聞き取れなかったりすることがあり、ストレスを感じる瞬間があります。
Nest Hubなら、自分の声がテキスト化されるので、聞き取りミスにすぐに気づけます。「今日の天気を教えて」と聞くと、音声+画面で返答するため、音声が聞こえなくても情報をしっかり確認できるのです。
また、「家の近くでおいしいランチの場所は?」などと尋ねると、ルート付きで案内してくれるのも、ディスプレイならではのメリット。表示されたルートは「スマホに送って」と言って、スマホに表示させることも可能です。
連携しているIoT家電の操作も、スピーカーよりわかりやすくなります。例えばHueのようなスマート電球は、「電気をつけて」でライトがオンになります。同時に画面には照度が「99%」のように表示。続けてタッチ操作か音声操作で調整できるのも、スマートディスプレイならではの使い方です。
学べて楽しめる機能「メモリートラベル」
情報量が多くて使いやすい「Nest Hub」。メモリートラベルという機能もディスプレイを活用しています。「メモリートラベル」と声をかけて起動したのち、1950年〜現在までの年代を指定することで、過去へ疑似トリップしたような体験がスタート。
「指定した年代の今日」の天気メモリートラベル、物価、当時の流行語やヒットソングなどが順番に出てきます。「この時代って、1ドル=360円なの!?」という驚きや、「この歌懐かしい!」と盛り上がれて、勉強にもなりそう。