店舗で無重力体験? テンピュールがVRで接客

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Viibar inc.

bouncy / バウンシー

アジア圏初の市場として、日本で販売を開始して20周年を迎えたテンピュール。
NASAから「認定技術」ロゴの使用を許可された唯一のマットレス・枕ブランドで、元プロ野球選手の松井秀喜が渡米の際に持参した枕のブランド、といえばわかる人もいるのでは?
テンピュールの独自素材は、1970年代にNASAの科学者チームがロケット打ち上げの際に宇宙飛行士の体をサポートするために開発した素材に着想を得て開発された。
素材は、穴あきの細胞構造になっていて、体圧の分散や軽減に優れているのが特徴。
テンピュールの枕やマットレスが身体の重量を吸収して均等に分散してくれるので、圧迫感を感じることなく、快適な睡眠を体験できるというわけだ。
が、文章で説明したところでその良さは体験しないとわからないわけで、まさにマットレスや枕の良さは百聞は一見にしかず。
VRで睡眠体験がよりディープに。
買う気満々で来る人もいれば、ふらっと店舗に来てみましたという人も。といった感じでテンピュールのショールームを訪れる人は様々。
購買意欲低めな人たちにも商品を体験してもらうフックになるよう、2017年から導入したのが「テンピュール VR」。
テンピュールいわく理想の睡眠姿勢だというZero-Gポジション(膝が心臓の位置より若干高く持ち上がった状態)を再現できる、電動リクライニングベッドZero-Gシリーズのために作られたVRコンテンツ。
ベッドがフラットな状態からこのポジションになり、Zero-GポジションでVRで宇宙を漂うという、あたかも本当に無重力空間にいるかのような感覚で、睡眠を体験できる。
お店のベッドでただ寝ながら、ぼうっとするのもなかなか心理的ハードルが高いもの。
このVRコンテンツが見事に商品体験への誘導に一役買ってくれているのだ。
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経済損失は年間約15兆円といわれている、わずかな睡眠不足がじわじわ積み重なる「睡眠負債」。無重力な睡眠体験で経済も浮き上がるかも?