視聴回数4,867,803回
※ 視聴回数は1日1回更新されます。個人用ジェットパック「JetPack JB-9」で話題になった、ロサンゼルスのすぐ北にあるサンフェルナンドバレーに本拠を置くJetPack Aviation社が、今度は空飛ぶバイクを開発中のようだ。
4機のジェットエンジンを搭載し、最高時速240kmで飛行できる一人乗りの「The SPEEDER」。バイクのように前傾姿勢で搭乗し、飛行制御はフライ・バイ・ワイヤ方式。地上を走るバイクよりも安定して空を飛べるようだ。
前方の12インチのタッチスクリーンは、表示する情報をカスタマイズ可能。高度や使用可能燃料、燃料燃焼率、バッテリーの状態と充電率、エンジン回転数、エンジン排気ガス温度などさまざまな情報を表示できる。
重量制限は113kg。飛行時間は11分〜22分。燃料は、灯油/ジェット燃料/ディーゼルを使用する。約4200万円で市販予定。
免許無しで飛べるバージョンも
The SPEEDERは、操縦にパイロットの免許を必要としない「Ultralight Version」と飛行するために民間パイロットの免許が必要な「The Experimental Version」の2バージョンが用意されている。
前者は必要なトレーニングをJetPack Aviationまたは認定トレーニングセンターのいずれかで受けることができる。ただし、飛行速度が毎時60マイルに制限される予定のようだ。
後者には、燃料や速度の制限はなし。FAA(連邦航空局)認定のジェットVTOLインストラクターである、カリフォルニアのJetPack Aviation社のトレーニング施設で完全なトレーニングを受けられる予定。
軍用・商用に無人機バージョンも開発中
民間用と違い、軍用・商用バージョンのThe SPEEDERは自立飛行が可能なうえに、エンジン推力が1200ポンド(民間700ポンド)に強化されている。
また、パイロットシートを外してカーゴポッドなどを載せることで無人運搬機に変形。戦場での負傷者を救済や救急隊の移動など、人命救助が必要な状況でも活躍できる。
・ ・ ・
今後数年以内に完成予定という「The SPEEDR」。お値段が一般人が手を出すには辛いところではあるが、ちょっとコンビニへ行くのも空を飛ぶ時代になるかも…?