かわいいカピバラのかわいくない事実【どうぶつトリビア】

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ユーモラスが外見、のんびりマイペースなたたずまい。独特の魅力で、キャラクターとしても大人気のカピバラ。でも実は、かわいいだけじゃない意外な一面があるのです。
【その1】巨大で強力な前歯
ネズミと同じげっ歯類のため、一生伸び続ける前歯は分厚く巨大。サルもかみ殺せる威力で、大ケガは必至。
【その2】分泌物をこすりつけてくる
オスのカピバラの鼻の上はコブ状に盛り上がっており、ここに「モリージョ」という分泌腺が発達しています。メスを誘うマーキングとして、あちこちにこすりつける行動をとります。動物園では、フェンスに体をすりすりする姿が見られることも……。
知れば知るほど意外なカピバラの生態。でもやっぱりかわいいのは間違いない!?
■監修:新宅広二
1968年生まれ。生態科学研究機構理事長。動物行動学と教育工学を専門にし、大学院修了後に上野動物園、多摩動物公園に勤務。国内外のネイチャー・ドキュメンタリー、動物バラエティー番組の監修を手がけるほか、動物園・水族館などの展示企画・監修を手がける。著書に「しくじり動物大集合」「もっとしくじり動物大集合」(永岡書店)、「いきもの寿命ずかん」(東京書籍)、「すごいぜ!! 動物スポーツ選手権」(辰巳出版)など。近作、映画「アース:アメイジング・デイ」、テレビドラマ「僕らは奇跡でできている」(主演・高橋一生)監修。