かわいいクリオネのかわいくない事実【どうぶつトリビア】

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「流氷の天使」と呼ばれるクリオネ。その異名のとおり、海中で羽ばたくように泳ぐ神秘的な姿は水族館でも大人気。でも実は、かわいいだけじゃない意外な一面があるのです。
幼少期はプランクトンなどを食べる植物食ですが、成長すると肉食になるクリオネ。「パッカルコーン」と呼ばれる6本の触手でエサを捕食しますが、その姿は天使というよりまるで悪魔……。
さらに飢餓状態に強く、一年程度はエサを食べなくても生きていけるのだとか。
知れば知るほど意外なクリオネの生態。でもやっぱりかわいいのは間違いない!?
■監修:新宅広二
1968年生まれ。生態科学研究機構理事長。動物行動学と教育工学を専門にし、大学院修了後に上野動物園、多摩動物公園に勤務。国内外のネイチャー・ドキュメンタリー、動物バラエティー番組の監修を手がけるほか、動物園・水族館などの展示企画・監修を手がける。著書に「しくじり動物大集合」「もっとしくじり動物大集合」(永岡書店)、「いきもの寿命ずかん」(東京書籍)、「すごいぜ!! 動物スポーツ選手権」(辰巳出版)など。近作、映画「アース:アメイジング・デイ」、テレビドラマ「僕らは奇跡でできている」(主演・高橋一生)監修。