かわいいコアラのかわいくない事実【どうぶつトリビア】

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オーストラリアのアイドル的動物といえばコアラ。愛らしい見た目、ゆっくりした動作。日本でも大人気ですが、実はかわいいだけじゃない意外な一面があるのです。
【その1】体重がヘビー
コアラが主食にしているユーカリの葉には毒が含まれています。コアラはこの毒素を体内の肝臓で解毒しているのです。このため肝臓は巨大となり、体重もズッシリ。体長はネコと変わらない大きさなのに、体重はその3~4倍。なかには15キロになる成体もいるとか。
【その2】フンを食べる
大人になるとユーカリしか食べないコアラですが、子ども時代は「離乳食」として母親のフンを食べます。
【その3】凶器のような爪
タカのような猛禽(きん)類と同じ大きさの爪と握力を持っています。動物園で抱っこするときは要注意。
知れば知るほど意外なコアラの生態。でもやっぱりかわいいのは間違いない!?
■監修:新宅広二
1968年生まれ。生態科学研究機構理事長。動物行動学と教育工学を専門にし、大学院修了後に上野動物園、多摩動物公園に勤務。国内外のネイチャー・ドキュメンタリー、動物バラエティー番組の監修を手がけるほか、動物園・水族館などの展示企画・監修を手がける。著書に「しくじり動物大集合」「もっとしくじり動物大集合」(永岡書店)、「いきもの寿命ずかん」(東京書籍)、「すごいぜ!! 動物スポーツ選手権」(辰巳出版)など。近作、映画「アース:アメイジング・デイ」、テレビドラマ「僕らは奇跡でできている」(主演・高橋一生)監修。