かわいいアライグマのかわいくない事実【どうぶつトリビア】

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名作アニメでもおなじみ、どことなくメルヘンな印象もあるアライグマ。でも実は、かわいいだけじゃない意外な一面もあるのです。
【その1】手を洗うしぐさは獲物を探すため
まるでお洗濯中のような、手を洗うしぐさが有名。愛らしさに思わずキュンとしてしまいますが、実はこれは水中の獲物を探すハンターの習性だったのです。水中に適当に手を突っ込んで、ザリガニなどを手づかみする……となかなか横着な狩猟方法です。
【その2】黒い目元は「サングラス」
まるでアイマスクのようなアライグマの黒い目元。実はこれもハンターとして有利な特徴。日光が水面に反射しても、サングラスのような役割で目を防御。水中の獲物をねらいやすくなるのです。
【その3】突然激しくかみつく
子どもの頃から慣れ親しんでいる相手にさえ、突然本気でかみついてくる凶暴な一面も。驚いた飼い主が捨ててしまい、野生化してしまう問題も起こっているとか……。ペットとして飼うときは、このような一面もあることを知っておく必要があります。
知れば知るほど意外なアライグマの生態。でもやっぱりかわいいのは間違いない!?
■監修:新宅広二
1968年生まれ。生態科学研究機構理事長。動物行動学と教育工学を専門にし、大学院修了後に上野動物園、多摩動物公園に勤務。国内外のネイチャー・ドキュメンタリー、動物バラエティー番組の監修を手がけるほか、動物園・水族館などの展示企画・監修を手がける。著書に「しくじり動物大集合」「もっとしくじり動物大集合」(永岡書店)、「いきもの寿命ずかん」(東京書籍)、「すごいぜ!! 動物スポーツ選手権」(辰巳出版)など。近作、映画「アース:アメイジング・デイ」、テレビドラマ「僕らは奇跡でできている」(主演・高橋一生)監修。