ハードな運動はNG?自律神経を整える最適な運動とは!?【自律神経の話】

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運動が自律神経によいとはいえ、どんな運動でもOKというわけではありません。そもそも、運動をすると呼吸は速く浅くなって交感神経が極度に高まり、それに伴い副交感神経のレベルはぐんと低下します。
つまり、自律神経のバランスを逆に崩すことになるのです。極端な例では、短距離走の一流選手は100メートルをほぼ無呼吸状態で走り切ります。
これでは血流は悪くなり血液や酸素が全身に行き渡らず、老化を促す活性酸素が発生してかえって体に悪影響を与えかねません。では、どんな運動がベストなのか?
それは、ウォーキングのような軽い運動です。近年は健康ブームで毎日ランニングをする中高年も多くいますが、ランニングでは運動量が多すぎます。
呼吸が速く浅くなり、副交感神経の働きの低下は必至。ただでさえ30 代を過ぎると副交感神経の働きは悪くなっているので要注意な運動法なのです。
この点、ウォーキングなら体に負担がかからず、ゆっくり深い呼吸ができるので自律神経を整えるには最適。副交感神経を高く保ったまま血流を促すことが可能です。
自律神経にとって必要なのは、体が温まり血流がよくなる程度の軽い運動。ハードな運動は筋力や運動能力の向上には効果的ですが、自律神経のためにはなりませんよ。
ウォーキングや、この後紹介するスクワットやストレッチなど、誰にでもできる軽い運動が一番おすすめです。