実は体にいい?ため息はついてもいい理由とは!?【自律神経の話】

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「ため息をつくと幸せが逃げる」という言葉があるように、一般的にネガティブな印象があるため息。しかし、自律神経の面からみると、ため息はとても体にいいものなのです。
ため息が出るときは、心配事や悩み事を抱えていたり、根を詰めて作業をしていたりするときです。そのとき体は緊張でこわばり、呼吸が浅くなって血管が収縮し、自律神経が不安定になってしまいます。
そこで「ふぅ~」とゆっくり長く息を吐くことで、浅くなった呼吸が深くなります。滞っていた血流をよくし、酸素の供給量も増え、副交感神経の働きを高めてくれます。
つまりため息は、自分の心と体をリセットするすばらしい自浄作用なのです。
反対に、ため息を我慢してしまうと、ますます血流が悪くなり、頭痛や肩こりなど肉体的な不調につながる可能性も高くなります。
今後は、仕事や家事などでため息をつきたくなったら、体をリセットし幸せを呼び込むチャンスだととらえ、思う存分長い息を吐きましょう。
このことからも、自律神経を整えるうえで深い呼吸が欠かせません。自律神経の乱れを感じるときは、ひたすら呼吸を繰り返すことだけに意識を集中させる「瞑想」がおすすめ。
また、「1:2」の呼吸法を静かな場所で目を閉じ背すじを伸ばして実践してみましょう。次第に雑念が消え、乱れた心が整ってくるのを感じられるはずです。