視聴回数2,291,291回
※ 視聴回数は1日1回更新されます。【コミュニケーションをとるのが苦手】
私たちは会話を通じて、ごく当たり前に相手がどう受け止めたかを感じとって、表情を変化させたり、続く話題を考えたりしています。しかし、ASDの特性を持つ子どもはこうした言葉や表情によるコミュニーケーションが苦手で、会話が弾まない、反応が薄いといったことがよくあります。本人に悪気はないのですが、周囲の人からは「愛想が悪い」「とっつきにくい」と受けとられてしまうことも少なくありません。
[対応のポイント]
理解しやすい絵や言葉で伝え、成功体験を増やす
【言葉で表現するのが苦手】
ASDの特性を持つ子どものなかには、言葉による表現が苦手、あるいは上手ではない子もいます。たとえば何かが欲しかったり、伝えたかったりするときも言葉を発するのではなく、指をさす、手を引いて連れて行くなどの行動で伝えようとします。一方で、言葉自体は発するものの、相手の言葉を真似して返す、お気に入りのフレーズを繰り返し口にするなど、会話にならないケースも多くあります。
[対応のポイント]
感情の変化や欲求にも気づく視点を持つ
【出典】『心と行動がよくわかる 図解 発達障害の話』
監修 : 湯汲英史