コレクションが好きで同じ動作やルールに執着する?|自閉スペクトラム症(ASD) の特徴と対応【心と行動がよくわかる 図解 発達障害の話】

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【コレクションが好き】
 強いこだわりが収集癖や知識欲といった形で現れることもあります。たとえばミニカーや鉄道模型など特定のオモチャばかり何個も集めてみたり、世界の国旗や百人一首を正確に暗記していたりと、こだわりを深めることで安心感を得ているようです。なかにはただコレクションするだけではなく、一定のルールでオモチャを並べ、それを眺めることで満足感を得るといったケースもあります。
【同じ動作やルールに執着する】
 体を揺らす、手を叩く、爪を噛むなどの同じ動作を繰り返すことを「常同行動」といいます。ストレスや不安を感じたときに決まった行動をとることで「いつもと同じ」を確認し、安心感が得られるのです。一方でさまざまなルールを守ることに固執する子どももいます。ルールに従うことで「いつもと同じ」状態を保ち、想定外の変化による不安やパニックを避けるためだと考えられています。
【出典】『心と行動がよくわかる 図解 発達障害の話』
監修 : 湯汲英史