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※ 視聴回数は1日1回更新されます。2013年のWBC、日本vs台湾戦を鳥谷敬さんと振り返った。
場面は1点ビハインドの9回裏。
2アウト1塁、ランナーは鳥谷敬さん。
バッター・井端弘和の場面で初球に盗塁を試みてセーフ。
その後、井端弘和氏はシングルヒットを放ち、鳥谷敬さんはホームまで帰ってきて同点となった。
もし、この盗塁が失敗だった時点で試合終了で敗戦となる。
鳥谷敬さんはA級戦犯と言われるリスクを背負ってまでも盗塁したのだ。
セオリーとしては走らないことが正解とされてる場面。
もちろん盗塁のサインなど出ていないし、グリーンライト(行けると自分で判断したら盗塁してようというサイン)も出ていなかったという。
では、なぜ走ったのか?
一言で言えば「2塁に行かないと勝てない」と感じたからだという。
強いて言えば、試合前のミーティングで「台湾のピッチャーは牽制を1回しか投げない傾向にある」というデータは教えられていたという。
そんななか、牽制球が1回来た。
この時に鳥谷敬さんは「これなら次は行ける」と腹を決められたという。
「データ+勇気+勝ちへの執念」が生んだ究極の場面での盗塁成功だったということだ。