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※ 視聴回数は1日1回更新されます。俳優の中川大志、お笑いコンビ・見取り図の盛山晋太郎とリリーが26日、都内で行われたアニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』公開記念舞台あいさつに登壇した。
10日に大阪府内で行われた本作のイベントでは、新型コロナウイルスの感染状況を考慮して、中川は都内からリモート出演だったこともあり、見取り図とはきょうが初対面。中川は「『M-1』おつかれさまでした! めちゃくちゃ応援していました。イベントをやらせていただいた後だったので、自分も見取り図かのようでした(笑)。本当にそのくらいの気持ちで応援してました」と、惜しくも優勝を逃した見取り図をねぎらった。
その後、今年夢中になったことでトークが進むと“漫才”と力強く宣言した盛山。すると「今年はアクリル版を置いて漫才するようになって、相方を見たときに反射して自分の顔が見えるんですけど『俺って(漫才中に)こんな嫌な顔をしてたんや』と思いまして。そういうこともあり、今年は漫才と一番向き合ったかもしれません」とまじめに語り尽くした。
原作は田辺聖子氏が1984年『月刊カドカワ』で発表した短編。03年には、実写映画化され、ジョゼ(くみ子)を池脇千鶴、恒夫を妻夫木聡が演じた。趣味の絵と本と想像の世界に生きる車椅子のジョゼ(清原果耶)は、自分の夢を追いかける大学生・恒夫(中川)とある晩に出会い、意を決して彼とともに外の世界へ飛び出すことに決める──。みずみずしく真っすぐな純愛の中、誰かを通じて自分と互いを知り前に進む姿が、楽しさと切なさ、痛みと喜びを交え描かれる。
本作で声優デビューを果たした見取り図は、盛山が恒夫のアルバイト先の西田店長。リリーが駅員を演じている。
リリーは、せりふが一言しかなかったが、タムラコータロー監督からは「もう少し、うまくできませんか?」と20テイクほどやり直しを求められたことを明かした。さらに、見取り図を抜てきした理由についてタムラ監督は「原作者の田辺聖子さんが、大阪を舞台に小説を書いていまして、大阪の芸人を作品に入れないはつまらないと思ったんです。それで、盛山さんの声を聞いて、いけそうだなと思い選ばせていただきました」と打ち明けた。そして、リリーに対しては「おまけかもしれないです…」といい、会場の笑いを誘っていた。