俳優の宮沢氷魚、大鶴佐助が17日、東京・池袋の東京芸術劇場プレイハウスで舞台『ボクの穴、彼の穴。 The Enemy』の公開ゲネプロに参加。
本作は、松尾スズキが初めて翻訳を手掛けて話題となった絵本をもとに、ノゾエ征爾氏が翻案、脚本、演出を手掛けた舞台の再演となる。戦場の塹壕に取り残され、見えない敵への恐怖と疑心暗鬼にさいなまれる兵士の物語。殺すか、殺されるか、じっと塹壕に身を潜め、互いを「モンスター」だと信じ、「殺す」ことだけにコミットしている。どんどん相手が大きなモンスターになり、疑心暗鬼と見えない敵への妄想が膨らんでいく…。そして、最後に兵士のとった選択とは…。「ボク」と「僕」は宮沢と大鶴が演じる。
3度共演をしている2人。大鶴は「氷魚ちゃんが、こんなに打たれ強いの初めてみた」と苦笑い。ノゾエ氏は「1回グロッキーになったけど、ゴキブリみたいに這い上がってきた」とファイティングポーズを崩さなかったそうで宮沢は「悔しくてね」と照れ笑いを浮かべる。
また、雨をシャワー代わりにするシーンでは上半身が裸に。宮沢は「パルコの作品では全部、上を脱いでいます。パルコの中では上裸俳優(笑)。記録更新中です」と笑う。話のつながり上、宮沢より“露出度”が高い大鶴だが「もう行けません」と限界露出であることを明言し、笑わせた。
きょう17日から23日まで、同所で上演される。