森川智之、40歳で再発…喘息と歩む声優業のつらさを告白「天から突き落とされた」

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 トム・クルーズ専属吹き替え声優などで知られる森川智之(53)が10日、都内で行われた「喘息(ぜんそく)治療剤 エナジア」のメディアセミナー会に出席。喘息持ちとして、声優業を続ける苦悩を明かした。
 気道にアレルギー性炎症が起こり、気道が狭くなる病気である“喘息”に悩んでいる人は、世界に約2億4200万人、日本では約1000万人(全人口1億2700万人のうち約8%)。この日のセミナーでは、森川が出演した喘息について語る動画が公開された。
 動画では「幼いころ私と5歳下の弟が喘息でした。私の方はいつのまにか治っていて…」と切り出しながら、40歳のころに再発したと告白。「天から突き落とされたような気持ちでした」「喘息は声優としては致命傷です。つらくても現場では誰にも言えないし、言い訳もできません。毎日、行き先が見えない孤独の旅をしているような気持ちになっていました」と当時の心境を明かした。
 当時について「40歳くらいの時、仕事自体も順調で結構忙しくて、肉体的にも精神的にも擦り切れるくらいの感じでした。そんな中、寝ている時に咳が出ていて、自分で抑え込もうとすると余計に咳が出てきて…。病院に行ったら『喘息です』と言われて、結構ショックでした」と吐露。
 続けて「負の感情でしたね。芸能の世界に身を置いて、声優の世界は特に、仕事を勝ち取るためには、オーディションを受けなくてはいけない。もちろん、トム・クルーズもオーディション。なので、(オーディションでは)周りに負けたくないというのがあって、自分の弱さを隠さなければいけない部分がある。(その環境で喘息持ちというのは)誰にも言えないし、ライバルにもそういったところを見せたくなくて、常に『元気いっぱいな姿を見せなくちゃ!』というのがあった」と振り返った。
 今は喘息に対して前向きに向き合っているという。同じ声優仲間でもさまざまな病気を抱えながら仕事を続け、喘息持ちの人も多いそうで「自分だけじゃないんだなと。お互い話を聞いてコミュニケーションを取るうちに、少し負の感情が落とされた気がしました」と打ち明けた。
 なお、森川は現在、自身のブログで「呼吸できなくなるつらさは、喘息患者には十分過ぎるくらいわかっている。呼吸も芝居なので気をつけよう♪喘息のみなさん、より気を付けていこうね」(6月15日)とつづるなど、世の喘息患者と寄り添っている。