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※ 視聴回数は1日1回更新されます。女優の葵わかな、三吉彩花、俳優の岸谷五朗、寺脇康文らが9日、東京・TBS赤坂ACTアクターで行われたミュージカル『「The PROM」Produced by 地球ゴージャス』の公開ゲネプロに参加した。
日本版として上演される『The PROM』は、2018年にブロードウェイで開幕し、2019年にはトニー賞7部門にノミネート。初日公演をあす10日に控え、岸谷は「あっという間の2ヶ月の大変なけいこを乗り越えて、みんなでやってきました。今までの中でたくさんのエンターテインメントの要素がある作品を、みんなでこなしていくのはたくさんの時間と努力が必要でした」と回顧。
コロナ禍での上演となり、岸谷が「まだまだ安心していません。この作品の大きさ、素晴らしさを何とか日本の皆さんに届けたい」と言葉に力を込めると、寺脇も「いつものオリジナルではなく、ブロードウェイミュージカルの作品ということで違った緊張感がありますが、最後まで完走したいなと思っています。すごく緊張しています」と改めて気を引き締めた。
物語の舞台は、アメリカの高校で、卒業生のために開かれるダンスパーティ“プロム”。 レズビアンの主人公・エマ(葵)が自分らしく生きることを貫こうと奮闘する姿が描かれる。そのエマの恋人・アリッサを三吉が演じる。
カップルを演じる三吉と「非常に良好にやらせてもらってます」と笑顔をのぞかせた葵は「レズビアンという役をいただいた当初は、お話の中でエマが複雑な心境の中にいるので、難しさだったりを深刻に捉えていた」という。しかし、実際にけいこに入ると「身構えることはなかったというか、ネックになる部分がない。けいこ場で彩花ちゃんと一緒に過ごすなかで、いい関係性になって、人間としても一緒にこれから長い苦悩をともに戦っていける、いいパートナーになれた。何の心配もなく、やる気に満ち溢れています」と意気込んだ。
三吉も「初共演という感じがしない。気づけば、何をするにしても一緒に行動して、くっつき虫のように過ごしています(笑)」と、葵との空気感を楽しんでいる様子で「二人がどんなときも一緒にいるのが当たり前になってる。それがエマとアリッサが愛し合ってるということが、ごく普通の当たり前のことなんだとリアルにしっかりと表現できる関係性になれたことは安心しています」とほほ笑んでいた。
ゲネプロにはそのほか、大黒摩季、草刈民代、保坂知寿、霧矢大夢、佐賀龍彦(LE VELVETS)、TAKE(Skoop On Somebody)も参加。同ミュージカルは、あす10日から4月13日まで東京・TBS赤坂ACTアクター。5月9日から16日まで大阪・フェスティバルホールにて上演される。