今井翼、胸に手をあて「僕の盟友はここに…」 復帰後初主演ミュージカルに気合い

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俳優の今井翼が9日、都内で行われたミュージカル『ゴヤ-GOYA-』製作発表記者会見に登壇した。スペインで最大の画家とうたわれるゴヤ役を演じる今井に、親友・サパテイルを演じる共演の小西遼生は「翼くんはずっと見ていたスター。“コニツバ”と呼ばれるように頑張ります」と新コンビ結成をオファー。今井は「もちろん小西さんは芝居を超えた親友という関係になっていきたいですけど、それを超える僕の盟友というのはしっかりとここにありますので」と胸に手を当てて笑顔をみせた。
 現状、二人の仲の深まり具合について今井が「そうですね、まぁ…言わなくても感じていただけるかと」とやんわりにごすと、小西はすかさず「これからです!」と一言。一方で、「小西さんの方からきてくださるのでリラックスできます」と信頼を寄せる今井に、小西は「今は距離感に敏感な時期で稽古もやりづらいですけど、そういう意味ではノーディスタンス。二人の関係性を僕の役は一番大事にしているので、そのなかで、人生で一番のパートナーとなれるように頑張ります!これからです!」と前向きに語った。
 今作は18世紀から19世紀にかけて生きてきたフランシスコ・デ・ゴヤを題材に、画家人生のみならずその人物像にも焦点をあてて描くオリジナルミュージカル。「僕自身、日本の次に愛するスペインを舞台に、世界を代表するゴヤを演じられることがありがたく思っています。僕自身、病を経験して今を迎えられる喜びを感じています。紆余曲折したゴヤの人生を丁寧かつ大胆に、熱くエネルギッシュに演じていきたい」と力を込めた。
 4月8日から上演予定がされている東京・日生劇場は『World's Wing 翼 Premium』シリーズや『ガブリエル・シャネル』音楽劇『マリウス』など、これまで何度も今井が立ってきた場所。そしてフランスは、フラメンコを初めたことをきっかけにスペイン文化特使に就任するなど、今井にとって縁の深い国でもある。
 さまざまな縁が結んだこの作品で、昨年2月の復帰後初主演となる今井は「お話をいただきすごくうれしかった。僕自身これまでスペインとさまざまな縁をいただき、フラメンコがつないでくれた新たな出会いを僕は大事にしていきたい」と気を引き締める。「おかげさまで復帰させていただき、さまざまな経験をいただくなか、大役をいただきましたので、感謝してこれまでの自分に感謝して、今このような時代で舞台に立てる喜びを噛み締めてしっかり演っていきたいと思います」と意気込んでいた。
 会見にはこのほか、清水くるみ、原案・脚本・作詞のG2、演出の鈴木裕美氏、作曲・音楽監督の清塚信也氏が参加した。