藤原竜也、過酷な撮影に苦言「行き過ぎた撮影でした」

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俳優の藤原竜也、竹内涼真、市原隼人、日向亘、佐藤浩市、羽住英一郎監督が6日、都内で行われた映画『太陽は動かない』の公開記念舞台あいさつに登場した。アクションシーンが満載の作品で、藤原は“やりすぎ”な撮影に「きついの嫌です、まじで」と苦言を呈した。
 同作は、『怒り』『悪人』などヒット作で知られる吉田修一氏の同名サスペンス小説が原作。『海猿』シリーズ、『暗殺教室』シリーズなどを手掛けてきた羽住英一郎監督のもと、日本国内での撮影に加え、東欧ブルガリアにて約1ヶ月にも及ぶ海外ロケを敢行して映像化。撮影で藤原は苦手な高所・水・暗闇での撮影、竹内は走行する列車でのアクション、市原は市街地をバイクで引きずられるなど、“やりすぎ”な撮影だったようだ。
 そんな撮影について市原は「予想外のコースに車が来て、死んだと思いました」と苦笑い。一方、藤原は船のシーンがつらかったそうで「実際にセットで船を組んで、斜めに傾けて撮影をしたのですが、足がつかないほど水を入れて撮影していました。水温もめちゃくちゃ冷たくて、『そんなに温度を下げる必要はないんじゃないか?』と現場で言っていたら、監督が『画に映るから緊迫感を出したい』とおっしゃって。浩市さんの前で言うのは失礼ですが、『画に出るもんかな?』とずっと思っていて…」と羽住監督に本音をぶつけた。
 「これだけ冷たくする必要はないのでは?と思いながら、ずっと何十時間も撮影しました。あの水温の設定は必要でした? あれだけがですね、涼真とも『今までの人生で何番目につらい?』とずっと聞いて…」と弱音もこぼしたそうで、竹内は「『一番ですね』とお話しました」と振り返った。