「別の工事費の支払いに充てただけ」下請け会社社長から横領の指摘受けた経理担当者が否定 万博・アンゴラ館めぐる「業者間の工事費未払い」問題

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MBSニュース

 万博のアンゴラ館をめぐる工事費の未払い問題で、下請け会社の社長から横領を指摘された経理担当者が「別の工事の支払いに充てただけだ」と横領を否定しました。
 大阪府は7月22日、大阪市鶴見区の「一六八建設」について、建設業に必要な許可を得ずにアンゴラ館の内装工事を請け負ったとして、30日間の営業停止処分を発表しました。
 一六八建設をめぐっては、さらにその下請けとなる複数の業者との間で1億円を超える工事費の未払い問題も起きています。
 一連の問題について一六八建設の社長はMBSの取材に対し、「経理担当者に金を横領され、建築業許可の申請も経理担当者が担当していた」と釈明していますが、その経理担当者も取材に応じ、「会社が自転車操業で、別の工事で抱えていた支払いに充てただけだ」反論しました。
 (経理担当者)「アンゴラでいきなりお金がなくなったというのではなくて、前の仕事でところに払っているだけなので、前の話を抜きにしてアンゴラだけを切り取るとおかしくなる。(Qお金を私的に使ったりは?)ないです。断言できます」
 また、建築業許可を取らなかったことについては、「申請の準備を進めていたが、資格を持つ建築士との関係が悪化してしまった」と話しました
 。大阪府によりますと無許可営業の疑いがある業者はほかにも2社あるということで、今後調査を実施していく方針です。