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※ 視聴回数は1日1回更新されます。資本主義は、個人が自由に土地やお金や生産設備といった資本を保有できる
しくみです。このしくみは、
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世紀後半にイギリスで勃
ぼっこ興
う
した「産業革命」後
に広がります。特徴は工場経営者などの資本家が、自分の工場で働いてもらう
労働者から、その労働力を買い取り、生産を行う様式です。すなわち、工場な
どの生産設備を個人が保有できる「私有財産制」が認められ、生産物で儲けを
得る「利潤追求の自由」が許され、市場で自由な取引ができる「市場主義自由
経済」などが前提です。しかし、このしくみでは不況になるとモノが売れず、
経営者が労働者を解雇し「失業率」が上がり、「格差が拡大する」といった難点
があります。
これに対し、産業革命時代の資本家と労働者の険しい関係から「社会主義」
の考えが生まれます。それがドイツの思想家カール・マルクスが著した『資本論』
にまとめられます。