前田旺志郎、撮影時のエピソード披露「山田洋次という名前が強すぎて、怖いが勝っちゃった」

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NHKの連続テレビ小説『おちょやん』で劇団員・松島寛治役を好演し、話題を集めた俳優・前田旺志郎。今回、映画『キネマの神様』(8月6日公開)で主人公・円山郷直(沢田研二)の孫・円山勇太役として出演している。幼少時には、「まえだまえだ」というコンビ名で兄・航基と芸人として注目され、いま二十歳の青年となり、俳優としても成長を遂げている前田。今作で、山田洋次監督作品に初出演を果たした。憧れの現場が本人の目にどのように映ったのかを聞いてみた。
「山田洋次という名前が強すぎて、怖いが勝っちゃう」と現場で山田監督と対面した時の印象を語った前田。“山田組”初参戦とあって、監督の語る言葉や演出論を聞き逃すまいと必死に食らいついていき、勇太像を作り上げていった。そんな中で、最も印象に残ったのは「セリフに抑揚をつけなくていい」という演出。引きこもりがちで内気な青年という人物設定のため、セリフの音や間にこだわり、前田に丁寧に演出を施してくれたという。
同映画は、松竹キネマ合名社の設立、そして数々の名作を創り出した蒲田撮影所の開所を迎えた1920年から、日本映画史を飾る傑作・ヒット作の製作、配給、興行を続けた松竹映画の100周年を記念した作品。人気小説家・原田マハによる同名小説を山田監督が手掛け映画化した。